デルは7月12日,同社で最も安いPCサーバーのシリーズとなる「PowerEdge SC430」を発表した。特徴は,すべてのモデルでIntel EM64T対応の64ビットCPUを搭載すること。インテルが6月28日に発表した最廉価64ビットCPUを搭載するマシンの最小構成時の価格は3万8640円(既報)。従来,同社で最も安い64ビット・サーバーは7万円強だった。

 PowerEdge SC430は同SC420の後継製品で,中小企業/SOHOユーザーや部門のプリンタ/ファイル・サーバーとしての用途を想定している。最小構成の仕様は,CPUがCeleron D 326(2.53GHz動作),メモリー容量が256Mバイト,ハードディスク容量が80Gバイト,ギガビット対応のLANポート,OSはなし。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ