レノボ・ジャパンは7月6日,タブレットPC「ThinkPad X41 Tablet」を出荷開始した。この製品は,同社がPC事業を日本IBMから受け継いで以来,初のノートPCとなる(関連記事)。形状は,キーボードを備える「コンバーチブル型」と呼ばれるもの。価格は同社のWeb直販で26万1450円。

 タブレットPCは2002年に登場したが販売数はあまり多くなく,携帯型ノートPC市場の1%程度と言われている(関連記事)。しかし米Microsoftは依然,注力しており,今年のTech・Edでは同社CEO(最高経営責任者)のSteve Ballmer氏が基調講演でThinkPad X41 Tabletを取り上げていた(写真)。

 仕様は次の通り。CPUはPentium M 低電圧版 758(1.5GHz動作),主記憶容量は標準512Mバイト,最大1.5Gバイト。ハードディスク容量は40Gバイト。OSはWindows XP Tablet PC Edition 2005。付属バッテリによる動作時間は6.3時間。重量は1.88kgである。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ