米Microsoftは,次期Windows「Longhorn」(開発コード名)のベータ1を「2005年夏」出荷するというスケジュールをまだ変更していないが,社内で設定していた6月30日のリリースには間に合わなかった。同社は現在,7月末にLonghornのベータ1を出荷する計画を立てている。ベータ2のリリースは現時点で,11月のままだ。

 社内では,Longhornの複数ある製品グループのほとんどが,ベータ1のコードをWindowsチームに既に送っている。そして社内向けの公開とテストのために,様々な5200番台のビルド(ポスト・ベータ1)を用意しているところだ。

 Microsoftの関係者は,Longhornのベータ1はMicrosoft史上一番安定なものになると言っている。ただし,同社が将来のリリース向けに計画しているUIの優れた部分の大半は,ベータ1に実装されないだろう。別の関係者によると,ベータ2は「信じられないくらい」「人々が今実感しているものよりはるかに立派な」ものになりつつある。

(Paul Thurrott)