インテルは6月28日,低価格帯デスクトップPC向けの64ビットCPU「Celeron D」6製品を発表した。同社はCPUの64ビット対応を積極的に進めており,今回の発表でサーバー向けとデスクトップ向け製品で64ビット化が完了した。ノートPC向けの64ビット対応CPUは,2005年後半以降に発表する予定。

 価格は,最も安い「Celeron D 326」(動作周波数は2.53GHz)で73ドル(日本円での価格は未公表)。日本での価格を公表している同351(同3.2GHz)は1万3750円。いずれの製品も64ビット拡張機能であるIntel Extended Memory 64 Technologyやバッファ・オーバーフローを悪用した攻撃を防止するExecute Disable Bit――などの機能を実装する。従来,最も安いEM64T対応CPUは「Pentium D 521」(同2.8GHz)の163ドルだったので,今回の発表でこれが半額以下となる。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ


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