インテルは6月21日,同社のサーバー向けの製品戦略と新技術の説明会を開催した。この中で,エンタープライズ&ネットワークソリュージョンズ本部の平野浩介統括部長は,「(2005年後半に出荷する)次期Itanium 2(開発コード名Montecito)では,同じ動作周波数の現行製品(開発コード名Madison)よりも2倍性能を向上させ,半分の価格で提供することで,4倍の価格性能比を実現する」と語った。

 性能を向上する方法としては(1)マルチコア化する,(2)システム・バスの周波数を400MHzから667MHzへ上げる,(3)マルチスレッドの効率をより良くする――などを挙げた。価格を引き下げられる要因は,(1)歩留まりの向上,(2)製造技術の微細化,(3)ウエハーの大型化――など。

 また今後,Xeonを含むサーバー用CPUは,64ビット化とデュアルコア化を進める。インテルからの出荷ベースで,2005年末にはほぼ100%のCPUが64ビット対応になる。デュアルコア化されたプロセッサは,2006年中に85%以上,2007年には100%になる予定だという。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ


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