米MicrosoftでInternet Explorer(IE)セキュリティ担当のRob Francoプログラム・マネージャは先週,IEの仕様に関する混乱を鎮めるために,ブログへ正確な情報を書き込んだ。きっかけは,いくつかのレポートがWindows XP Service Pack 2(SP2)向けに今年出荷されるIE 7.0は,ブラウザの操作をより安全で低い権限モードで実行させる,low rightsという機能を内蔵するだろうと報道したためである。

 Franco氏による書き込みは次の通り。「ほとんどのIE 7.0のセキュリティ機能は,Windows XP SP2用のIE 7.0で利用可能になるが,その一方で,low-rights IE機能はLonghornでしか利用できない。なぜなら,Longhornのセキュリティ機能をベースにしているからだ。この機能はユーザーがAdministrator権限なしで稼働すること(User Account Protection)を簡単に選べるようにするものだ。low-rightsの1番の目標は互換性を維持しながらセキュリティのぜい弱性の影響を抑え込むことにある。low-rights IEはぜい弱性を修正したりはしないが,何かの弱点が与える影響を制限できるのだ」。

(Paul Thurrott)



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