アイ・オー・データ機器は6月8日,エージェント・ソフトなどを使わずにクライアントPCのデータを自動でバックアップできる低価格NAS(ネットワーク接続ストレージ)「Giga LANDISK(HDL-Gシリーズ)」(写真)を発表した。価格は3万4800円(容量160Gバイト)~5万9800円(同400Gバイト)。出荷開始は7月上旬。

 Windowsパソコンの共有フォルダにあるデータを定期的にバックアップする「リモート・バックアップ」機能を同社のNASとしては初めて備えた。管理画面からバックアップ対象とするマシンをIPアドレスまたはホスト名で指定する。続いて,マシンのユーザー名とパスワード,バックアップ対象とする共有フォルダ,上書きか履歴管理をするかのバックアップ方法,バックアップを実行する時間などを設定する。また,完了報告を指定したメール・アドレスあてに送信する機能を備える。

 製品の仕様は次の通り。ネットワーク・ポートはギガビット・イーサに対応。プロセッサは米Intel製のXScale対応CPU(動作周波数400MHz),外部キャッシュ・メモリーが128Mバイト。OSは同社が独自にカスタマイズしたLinuxベースのものを採用する。USBポートを4基備え,増設用のハードディスクを接続する,プリンタを接続してプリンタ・サーバーとする――などの用途に使える。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ


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