米Googleは5月4日,Webページを高速表示するサービスとそれを利用するためのツール「Google Web Accelerator」(ベータ版)の提供を開始した(該当サイト)。このWeb Acceleratorは,ユーザーが次に閲覧するWebページを予測して,それをキャッシュにあらかじめロードしておくことでWebページの表示を高速化するものだ。ただし,1つだけ問題がある。Web Acceleratorのユーザーは,Googleのサーバーを介してWebページをリクエストするので,プライバシの問題が生じる。同社は,この懸念が正しいことを認めている。

 「(このサービスの利用には)プライバシとのトレードオフがある。われわれはWebページの表示をより高速化するが,そのためにはユーザーがしていることを知る必要がある」とGoogleの広報担当者は語った。だが,同社はそのデータを利用する「直近の計画」は持っていない,とも付け加えた。

(Paul Thurrott)


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