マイクロソフトは4月19日,サーバーOS「Windows Server 2003」の機能強化と修正パッチの適用を目的としたサービス・パック「Windows Server 2003 Service Pack 1(SP1)」の提供を開始した。提供方法は,Webサイトからの無償ダウンロード(該当サイト)と,CD-ROMの送付(送料と税込みの価格1050円)など。Windows Updateサイトによる更新も可能である。

 Windows Server 2003 SP1を適用すると,約200項目のバグやセキュリティ・ホールに対する修正パッチが導入されるとともに,「Windowsファイアウオール」「データ実行防止(DEP)機能」「セキュリティの構成ウィザード」「リモート・アクセス検疫サービス」などセキュリティ強化機能が追加される(既報)。

 今回の日本語版サービス・パック提供にあわせて,日本のサーバー・ベンダー各社のWindows Server 2003プリインストール・サーバー・モデルに,SP1が同こんまたはプリインストールされる。マイクロソフトのサイトからSP1の概要と導入を分かりやすく解説した「Windows Server 2003 Service Pack 1早わかりガイド」もダウンロードできるようになっている(該当サイト)。

(木下 篤芳=日経Windowsプロ


日経Windowsプロ編集部では,「Windows Server 2003 Service Pack 1(SP1)」に関して以下のような解説記事を公開しています。ぜひご覧ください。
今から備えるWindows Server 2003 SP1(全4回)
・第1回:セキュリティ構成ウィザード
・第2回:リモート・アクセス検疫サービス
・第3回:セットアップ後のセキュリティ更新
・第4回:データ実行防止

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