米Pew Internet and American Life Projectの調査によると,米国内の電子メール・ユーザーはスパムに慣れていて,もはや昔のようには驚かなくなった。回答したユーザーの53%は,「スパムのせいで,電子メールをそれほど信用していない」と答えた。この結果は,1年前の同時期に報告された62%から数字としては減少している。

 「これは,人々が許容するレベルが広がったことを示している。例えば,空気汚染や交通問題のような,生活におけるほかの悩みと同じようなものであり,ユーザーはそれに甘んじてやっていくことを学んでいるだけだ」と調査担当のDeborah Fallows氏は分析する。これに関連して,ポルノのスパムは減っているという情報がある。一方,クレジット・カード番号や個人情報を盗もうとするフィッシング詐欺が,取って代わったという悪いニュースがある。

(Paul Thurrott)


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