セキュリティ・ソフト・ベンダーのセキュアブレインは4月6日,偽装したWebサイトにクレジット・カード番号などを入力させるフィッシング詐欺を防ぐソフト「PhishWall」の出荷を開始したと発表した。オンライン・バンクやWebショッピング・サイトなどでの導入を想定している。

 PhishWallは,サーバー用とクライアント用のソフトから成る。クライアント・ソフトをインストールすると,セキュアブレインが管理するサーバーからPhishWall対応Webサーバーのデータベースをダウンロードする。クライアントPCはWebサーバーにアクセスするとき,そのサイトがPhishWall対応か否かをチェックして,その結果をWebブラウザのツール・バー上に表示する。

 サーバー側のソフトは,Webサイトにログオンできるユーザー数(登録会員数)で課金する。価格は110万円(1万ユーザー,税別)から。対応OSはWindows 2000 Server/Windows Server 2003。今後,LinuxやSolaris版を出荷する。クライアント・ソフトは同社のWebサイトから無償でダウンロードできる(該当サイト)。対応OSはWindows 2000/XP/98SE/Me。対応するWebブラウザはInternet Explorer 5.5以降。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ

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