アドビシステムズは4月6日,機能を絞り価格を抑えたPDF作成ソフト「Acrobat 7.0 Elements日本語版」(写真)を発表した(関連記事)。価格はオープン。同社Webサイトでの直販価格は5145円。出荷開始は4月22日。対応OSはWindows 2000/XP。Mac OS向けはない。上位版と比較して,OCR(光学式文字認識)機能や透かし機能,電子印鑑機能などがないといった制限がある。

 前バージョンのElementsは,100ライセンス以上のライセンス販売のみだった。今回,小規模企業やSOHOのユーザーからの要望に応じて,パッケージによる単体販売を始めたという。PDF作成ソフトは,アドビ以外のメーカーから2000~1万円程度で互換製品が発売されている。従来,アドビ製で単体購入できる最も安いエディションは,Standardで3万4800円(同社の直販価格)だった。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ

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