米Microsoftは米国時間3月21日，開発ツールの次期版「Visual Studio 2005」の価格を発表した。明らかになったのは，最上位のTeam System製品群を含めた計8製品。Team System製品群はパッケージの場合，MSDN（Microsoft Developer Network）とのセット販売のみになる見込み。
公表された推定小売価格は以下の通り。個人もしくは小規模なチーム開発向けの「Professional」および「Tools for Microsoft Office System」が799ドル（アップグレード版は549ドル）。パートタイムの開発者や初級者向けの「Standard」が299ドル（同199ドル）。VS 2005で新たに追加された学習用の「Express」が49ドル（アップグレード版はなし）。Visual Studio .NET 2003 Professional Editionの発表当時の価格は1079ドルだった。それよりは価格水準が下がっている。
一方，VS 2005 Team System製品群を成す4製品については，パッケージの場合，MSDN Premium Subscriptionとのセット販売が原則となる。Premium Subscriptionは，従来のUniversalの後継になるSubscriptionで，OS，Exchange Server 2003などのサーバー製品，Office製品，各種SDK（Software Development Kit）などをすべて含む最上位製品。価格はMSDN Premiumを含め，アーキテクト向けの「Team Edition for Software Architect」，開発者向けの「Team Edition for Software Developer」，テスト担当者向けの「Team Edition for Tester」がそれぞれ5469ドル（更新/乗り換え料金は2299ドル）。また，すべてEditionの機能を含む最上位EditionのTeam Suiteが1万939ドル（同4598ドル）。ただし，VS 2005 Team Systemもボリューム・ライセンスによる販売では単体でも購入可能で，価格は3191ドルからになる。
なお，同社はこれらの製品の出荷とともにMSDN UniversalとEnterpriseの販売を終了し，Premium，Professional，Operating System，Library――の4製品構成にする予定という。
加えて同社は，VS 2005 ProfessionalとMSDN（Microsoft Developer Network）サブスクリプションをセットにしたパッケージを販売することも発表した。価格は，VS 2005 ProfessionalとMSDN Premium Subscriptionのセットが2499ドル（更新料金は1899ドル，以下同じ），MSDN Professional Subscriptionとのセットが1199ドル（799ドル）。MSDN Operating System Subscription，Library Subscriptionは単体販売のみで，価格はそれぞれ699ドル（499ドル），199ドル（99ドル）。
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