米MicrosoftのOffice担当チームは3月15日,世界中の伝統的オフィス・ワーカーは週5日の勤務日のうち2日を無駄にしているという調査結果を明らかにした。これは,200カ国4万人への調査で分かったことだ。この中からいくつかのデータをあげよう。オフィス・ワーカーは平均で週45時間働いているが,そのうち17時間は非生産的な時間と見なせる。米国の調査結果では,業務の遅延が時間を無駄にする最大の原因だとされた。次にチーム内のコミュニケーションの欠如,非効率的な会議,そして電子メールが続いた。

 Microsoftはもちろん,正真正銘の良心からこの調査をしたのではない。同社は生産性をさらに向上させる「Microsoft Office」をあなたに売り込みたいと思っているのだ。私はここで正直に告白しなければならない。親しみやすさやよりよい設計が原因かどうかは別にして(正直に言うと分からない),「OpenOffice.org」やカナダCorelの「WordPerfect Office」などの競合製品を使うより,Microsoft Officeを使ったほうが明らかに私は生産性が高まる。

 しかし,こういうことを測定して数値化するのは難しい。そしてWordPerfectをずっと使ってきた人は,同製品をOfficeの代わりに使うほうがよいと思っていると私は確信している。

(Paul Thurrott)


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