マイクロソフトはInternet Explorerの次期版7.0の日本語版ベータを2005年夏に公開する。3月16日に横浜で開催されたセキュリティ担当者向けカンファレンス「SECURITY SUMMIT 2005」の講演中に明らかにしたもの。Windows XP SP2に対するフィードバックを盛り込み,スパイウエア,悪意あるソフトウエア,フィッシングなどに対してより強力な保護機能を実装するという。

 加えて同社は,現在英語版のベータが公開されているスパイウエア対策ソフトWindows AntiSpywareについても日本語版を提供する予定であることを発表した。英語版でも一応動作するものの,文字化けが発生するなどの不具合がある。提供時期については,「願わくは2005年中に提供したい」(平井康文執行役常務エンタープライズビジネス担当)としている。

(山本 哲史=日経Windowsプロ

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