米Sun Microsystemsは先週,WindowsやLinux,SolarisなどのOS上で稼働する「StarOffice 8.0」のベータ版を公開した。この製品は,前バージョンと比較して大きく進歩している。オープン・ソースのOpenOffice.orgのオフィス用スイートをベースにしている点は従来と同じだが,StarOffice 8.0はデータベース・アプリケーションを内蔵しており,そのフリーなソフトに対していくつもの洗練さと改良点を加えている。

 こうした改良の中でも最も大きなものは,新しいルック&フィールで,それはOffice 2003をモデルにしているように,私には見える。それは正しいことだ。以前のバージョンでも使っていた,まともでなくコントロールだらけの設定ダイアログ・ボックスなどいくつかギクシャクした部分もあるが,この製品はMicrosoftの製品の最新版をかなりいい線で似せている。

 StarOffice 8.0とOffice 2003とを区別できるのは,そのギクシャクしたダイアログ・ボックスだけだ。もし,Sunがダイアログ・ボックスを修正できれば,この製品の方が勝者になるだろう。StarOffice 8.0のベータ版は,同社のWebサイトから無償でダウンロードできる(該当サイト)。

(Paul Thurrott)


【IT Pro-Windows Reviewメール】を好評配信中。申し込みはこちら