米Dellは2004年11月から2005年1月までの四半期業績を発表し,売上135億ドルと,前年同期の115億ドルから増えた。税引き前の収益は9億4700万ドルでアナリストたちの予想より高かった。しかし,税引き後の収益は6億6700万ドルと,予想よりも低かった。

 今やDellの2005年の会計年度は,初めて800億ドルの売り上げを記録すると予想されている。2004年12月31日で終わる四半期には,出荷台数は19%成長し,Dellのプリンタ事業は111%の成長,デスクトップPCの売り上げは16%増えている。市場の17%(HPの16%に並ぶ)を握ったことでDellは再び世界最大のPCメーカーになった。

 二大巨頭のDellとHPが世界中のPCメーカーの売り上げ順の1,2位を争っているうちに,残りのトップ5は,AcerとGatewayのような企業が最近の四半期でばく大な利益を出したことで少し変わった。Acerは同四半期で44%も売り上げを伸ばし,東芝に代わってトップ5に戻ってきた。GatewayによるeMachines買収はうまくいったようだ。Gatewayの強力な営業力とeMachinesのPCは第4位にGatewayを押し込んだ。ついでIBMが3位だった。

(Paul Thurrott)


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