米Microsoftは2月8日,ウイルス対策やスパム対策,そしてコンテンツ・フィルタリング技術を開発しているニューヨークの企業Sybari Softwareを買収するという最終合意書にサインしたと発表した。この買収はSybariの社員と技術すべてを対象に含んでいる。取引の詳細は明らかにしなかった。

 「今回の合意は,Microsoftが進めているセキュリティ強化の公約を反映するもので,法人顧客のセキュリティへの要求にこたえるMicrosoftの包括的アプローチの1つである。技術革新だけではなく,今回のアプローチは消費者への案内と公約,業界の協調,そして立法と法の執行機関との協力なども含んでいる」と,あるMicrosoftの代表者は今朝,私に語った。

 今回のSybariの買収は,Microsoftの企業向けセキュリティ製品の系列を増強するためのもので,Sybariの技術をセキュリティに対する「マルチプル・エンジン」アプローチの一部として使うことを強調した。Sybariの製品は,企業と大規模な現場だけに狙いを絞ったものである。

(Paul Thurrott)


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