ヴイエムウェアは2月7日,仮想マシン・ソフト「VMware ACE日本語」の評価版のダウンロード提供を始めた(当該サイト)。4月30日までの期間限定。ダウンロードするには,ユーザー登録(無料)が必要。評価版は無償で30日間の利用が可能である。

 VMware ACEは,同社が2004年12月に発売した新製品で,仮想マシン環境の配布や管理性を高めたのが特徴。管理者が利用するVMware ACE Managerと,ユーザーが利用するVMware ACE Clientの2つから成る。管理者はOSやセキュリティ修正プログラム(パッチ),アプリケーションなどをインストールして,仮想マシン環境を構築する。さらに同Managerを利用して,仮想マシン環境をインストール・パッケージにまとめる。

 ユーザーはインストーラを動かすだけで,仮想マシン環境とそれを動かすClientをインストールできる。面倒な仮想マシンの設定やOS,個別アプリケーションのインストール作業なしに利用できる。また,仮想マシン上のOSやアプリケーションに不具合が生じても「仮想マシンを簡単に初期状態に戻す機能」「ライセンス管理などに役立つ仮想マシン環境の使用期間を限定する機能」「ネットワークの検疫機能」――なども備え,一般的な仮想マシンソフトよりも管理性を高めている。

(山口 哲弘=日経Windowsプロ

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