米Microsoftから200万ドル相当のソフトウエアを盗み出した元社員グループのリーダー格の男は,連邦が告発していた共同謀議とマネー・ロンダリングの犯行を先週認めた。

 この36才の男は,2001年4月から2002年11月にかけてほぼ2700本ものMicrosoftのソフトウエアを盗む際の自分の役割を認めた。彼はどうやら利用時間後に電気を消されたレッドモンドの駐車場でそのソフトウエアを売り,230万ドルを稼いだらしい。

 しかし,この犯罪者は少し弁解の余地があるようだ。第1に,Microsoftは盗まれたソフトウエアの卸売り価格を710万ドルと評価した。しかし,この窃盗犯は自分が盗んだソフトを同社が作るのにかかった費用は1万5000ドル以下だと断言している。

 第2に彼はアゴラフォビア(広場恐怖症)である。そのことを窃盗に対する弁解だと受け取るのは想像に難くないが,われわれは今米国の司法制度について話しているのだ。私の推測では,彼は6カ月間自分のトーク・ショーを持つことになるだろう。

(Paul Thurrott)


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