米Microsoftは1月20日(米国時間),同社のインターネット・サービス「MSN」のユーザーに対して年間59.95ドルで「Office Outlook 2003」を利用可能にするサブスクリプション制のサービス「Office Outlook Live」を発表した。このサービスには電子メール・サービス「Hotmail Plus」のアカウントも含まれており,ユーザーは2Gバイトのメールボックス容量を利用できるほか,最大20Mバイトのファイルをメールに添付できる。

 MicrosoftがOffice製品をサブスクリプション制で提供するのは,「MSDN」で提供されるソフトを除くと,今回のOffice Outlook Liveが初めて。OutlookはWebサイトからダウンロードして使用する。Outlookで管理する「予定表」「連絡先」「仕事」のデータは,自動的にHotmail側にあるオンラインの予定表などに同期できる。また,会社でExchange ServerのクライアントとしてOutlookを使用している場合でも,予定表や連絡先を「仕事用」と「個人用」で使い分けられる。

 今回サービスが提供される地域は米国,英国,カナダのみで,「日本で提供されるかどうかは未定」(マイクロソフト日本法人)である。

(中田 敦=日経Windowsプロ

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