サイボウズは1月13日から,Webグループウエアの新版「サイボウズ Share360 ver 2.5」を発売する。新版では,文字コードにUnicode(UTF-8)を採用しており,ユーザーに合わせて操作メニューを英語,日本語,中国語,スペイン語,ドイツ語,フランス語,イタリア語,ポルトガル語,インドネシア語,タイ語の10言語に切り替えられるのが特徴。Unicode自体には旧版でも対応しており,情報の表示や入力は多国語で可能だったが,表示できるメニューは英語だけだった。グループウエアとしての機能は,同社の「サイボウズ Office」に相当する。価格は10ユーザーで898米ドルまたは11万6700円から。

 同社は,米国進出を目指して2001年5月に米国現地法人を設立。2002年1月から英語版のWebグループウエアを販売していたが,販売不振のため2004年12月に米国法人を解散した。ただし,同ソフトの半数が米国や日本以外の国で売れたことから,日系企業が進出する東南アジアなどをターゲットにShare360を開発/販売し,海外展開に再挑戦する。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ

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