NetIQは11月25日,システム監視ツールの統合製品「AppManager Suite 6.0J」を発表した。従来からある監視機能を中心とした「AppManager」と障害分析ツール「AppManager Diagnostic Console」に加えて,監視する視点をサーバー単位からサービス単位へ変更できる「AppManager Control Center」,アプリケーションの性能を測定する「AppManager Performance Profiler」,統合レポーティング機能を備えOLAP分析を可能にする「AppManager Analysis Center」の3製品が新たに登場した。

 AppManagerには,別製品だった「NetIQ Vivinet Manager」を統合して,IP電話などVoIPの品質を監視する機能を備えた。また,Windows環境で監視できるサーバー・アプリケーションにBEA WebLogicとWebSphere Application Serverが追加された。「AppManager Performance Profiler」では,アプリケーションを異常と判断する性能の指標(しきい値)を,通常の動作状況から自動的に算出して動的に設定する機能を備えるのが特徴。

 監視対象となるOSはクライアント向けとサーバー向けの両方を含めたWindows NT 4.0/2000/XP/2003,Linux,Solaris,hp-ux,AIXなど,アプリケーションはInternet Information Server/Services,Exchange Server,SQL Serverほか。監視サーバーの「AppManagerオペレータコンソール」は同じくWindows NT 4.0/2000/XP/2003上で稼働し,データベースとしてSQL Server 7.0/2000を使用する。価格は,管理対象となるOSがWindowsとLinuxの場合は1台当たり8万円から,UNIXで同13万5000円から。AppManagerオペレータコンソールは39万円から。出荷開始は2004年12月6日から順次。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ

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