Web関連の調査会社であるOneStat.comは,Mozilla Browser SuiteやMozilla FirefoxなどMozilla FoundationのWebブラウザ製品のシェアが急伸し,10月に7.4%に達したと発表した。市場第1位のInternet Explorer(IE)を侵食しているが,それでもIEはまだ88.9%という非常に大きなシェアを占めている。

 OneStat.comの設立者の1人であるNiels Brinkman氏は次のように述べている。「MicrosoftのIEからMozillaの新しいFirefoxへ切り替えが進んでいる。2004年5月からシェアを比べると,Microsoftが5ポイント減少し,Mozillaが5ポイント増加した。長期的な傾向としては,IEは減少するだろう。最初はゆっくりとしたものだったが,現在その傾向は加速している」。Firefoxの突然の成功は予期しないものだった。Mozilla Foundationによれば,Firefox 1.0は11月9日に発表されて2週間で,560万以上もダウンロードされたという。

(Paul Thurrott)


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