キヤノンは,撮影した映像をインターネットやイントラネットで配信するサーバー機能を備えた小型カメラ「VB-C50Fi」を12月上旬に発売開始する。10BASE-T/100BASE-TXに対応したネットワーク・ポートを1つ備え,TCP/IP,HTTP,DHCP,FTPの各プロトコルに対応する。ネットワークに直接つなぎ,簡単な設定で,すぐに映像の配信が可能である。

 F1.6~4.0の大口径光学26倍ズームと高感度CCDを備え,最低照度1ルクスでのカラー撮影が可能。640×480ドット,30フレーム/秒で配信できる。用途に応じて,画質やフレーム・レートを設定できる。

 最大4つまで任意の領域に対して,人や物体の動作を検出し,録画を開始するよう設定できる。オプションのネットワーク録画ソフト「ネットワークビデオレコーダVK-64 v1.1」などを使えば,カメラで撮影した映像をネットワークを介して録画できる。複数の拠点に設置したカメラの映像を,一元録画することもできる。

 大きさは幅66.2×高さ97.0×奥行き134.2mm。重さは480g。発売は12月上旬。価格は13万8000円(税別)である。

(山口 哲弘=日経Windowsプロ

【IT Pro-Windows Reviewメール】を好評配信中。申し込みはこちら