インテルは11月9日,サーバー/ワークステーション向け64ビットCPU「Itanium 2」の新製品6モデルを発表した。最上位製品は,動作周波数1.6GHz,3次キャッシュ・メモリー9Mバイトのマルチプロセッサ・システム向けの「Itanium 2 MP 1.60GHz/9MB L3キャッシュ」。開発コード「Madison 9M」で呼ばれていた。このCPUを搭載するサーバーをNEC(CPUを最大16個搭載),日本ヒューレット・パッカード(同64個),日本ユニシス(同32個)などが発表した。また,富士通はこのプロセッサを搭載するメインフレーム級のWindowsサーバーを2005年上半期に出荷すると発表している(既報)。

 そのほかの製品は(1)「Itanium 2 MP 1.60GHz/6MB L3キャッシュ」,(2)「Itanium 2 MP 1.50 GHz/4MB L3キャッシュ」,(3)「Itanium 2 DP 1.60GHz/3MB L3キャッシュ 533 MHz フロント・サイド・バス」,(4)「Itanium 2 DP 1.60GHz/3MB L3キャッシュ 400 MHz フロント・サイド・バス」,(5)低電圧版「Itanium 2 1.30GHz/3MB L3キャッシュ」。製品名にフロント・サイド・バス(FSB)の数値がない製品は400MHzで動作する。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ

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