マイクロプロセッサの大手Intelは先週,従来製品よりも高速な新しい「Pentium 4 Extreme Edition(EE)」プロセッサを公表した。同チップの性能は動作周波数の引き上げではなく主に新しい高速なフロントサイド・バス(FSB)によって高速化されている。

 P4EEは動作周波数3.46GHzで,巨大な2MバイトのL3キャッシュ付きで出荷される。しかし,今回の大きな進歩は1066MHz(1.066GHz)の強烈なFSBだ。このバスのおかげで,同チップは800MHzのFSBを載せた以前のものより33%高速化されるという。予想通りにP4EEはまだ信じられないくらい高価だ。チップ1つにほぼ1000ドルかかり,そしてゲームや熱狂的ユーザーの市場を狙っている。私はここで疑問がわく。こんな高い製品を使ったPCをいったい誰が買っているのだろう?

(Paul Thurrott)


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