シマンテックは11月1日,ネットワーク経由で感染を広げるウイルスのまん延や,不正アクセスを防止する専用装置「Symantec Network Security 7100シリーズ」を発表した。11月下旬に出荷する。

 Symantec Network Securityは,LANの内部やLANとWANとの境界部分などに設置して,ネットワークを流れるパケットを監視する。ここでウイルスのコードやWindowsのぜい弱性を攻撃するような通信のパターンを検知すると,その通信を遮断する。検知用の情報はインターネット経由で自動更新される。

 3モデルあり,検知するネットワークの帯域幅や光ファイバへの対応などが異なる。同7210は最大で200Mビット/秒まで,同7160と同7161は2Gビット/秒まで利用できる。同7161は銅線を使ったイーサネット・ケーブルに加えて,光ファイバを使った1000BASE-SXも利用可能。

 価格は,装置の価格と帯域に応じたライセンス料を合わせた額になる。装置の購入後もライセンスを追加することで,装置の上限まで帯域幅を増やすことが可能。同7210で50Mビット/秒を利用した場合の価格は,約100万円。

(坂口 裕一=日経Windowsプロ

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