先週開催されたコンファレンス「CTIA Wireless IT & Entertainment 2004」において,米Microsoftのモビリティ部門テクノロジ&スタンダード担当ディレクタであるMike Wehrs氏は,同社が「Windows .NET Compact Framework 2.0」を2004年末までにリリースすると語った。

 .NET Compact Framework 2.0は,Windows MobileベースのスマートフォンとポケットPCでのプログラム機能を劇的に改善するものだ。これはMicrosoftがMobileベースのソフトウエアの将来を見据えて用意したいくつかの機能をサポートする。例えば,DirectShowグラフィックス,Voice over IP(VoIP)のサポート,無線のアクセス・ポイント(AP)間のローミング――などを含む。同社はインテリジェントな電源管理機能も計画に入れている。それはユーザーが最後にいつ充電したかを基に,自動的にスクリーンの輝度やそのほかの機能を設定するものだ。「Windows Mobile 2005」は2005年の夏の終わりころに出荷されると予想される。

(Paul Thurrott)


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