米Microsoftは米国時間9月29日,インドでも「Windows XP Starter Edition」をリリースすることを明らかにした。出荷開始は2005年。同Starter Editionは,ハイテク市場が立ち上がりつつある国に向けて提供されるWindows XPの廉価版。機能を絞込み,低価格パソコンにプリインストールされて出荷される。

 Microsoftインド法人の議長兼ゼネラル・マネージャRavi Venkatesan氏は,「今日,技術は経済や社会を変革する“触媒”である。ところが,われわれも含めて多くの国で,技術に接する機会が遠ざけられてきた。今回,低価格で使いやすくなったパソコンを提供することで,技術を身に着けた人々が広まり,インドの成長に寄与するだろう」と述べた。

 MicrosoftによるとXP Starter Editionは,各国政府との協力で設計されてたという。パソコン入門機の機能に加えて,各国語向けのカスタマイズ,安定性,互換性に配慮されている。

(Paul Thurrott)