Windows XP Service Pack 2(SP2)が完成してから1カ月半が過ぎたが,米MicrosoftはXP SP2の最初の修正パッチを発表した。このパッチは,VPN(仮想プライベート・ネットワーク)の性能に関する問題を修正するものだ。パッチは,同社の英語版のダウンロード・センターで入手できる(該当サイト)。

 VPNは,電話回線を利用したり,モバイル環境で仕事をしたりする人が,職場に安全に接続するために必要な機能である。同社のWebサイトには「Windows XP SP2が稼働しているコンピュータ上において,ループ・バック・レンジのIPアドレスを使って接続するプログラムが,期待したように機能しない。さらに“接続を確立できない”というエラー・メッセージを表示することもある。この修正パッチをインストール後は,マシンを再起動する必要がある」とある。

 同社はこのパッチを提供する前から,新しく有効性チェックを研究してきた。見たところ,今回のパッチを入手するに当たり,Windowsのバージョンと言語を調べて正確に稼働させておくべきである。

(Paul Thurrott)