米Microsoftは先週,同社製品のソース・コードを開示する「Share Source」プログラムを拡大した。望むなら2700人いる同社のMVP(Most Valuable Professionals)全員がWindows Server 2003とWindows XPとWindows 2000のソース・コードにアクセスできるようにしている。

 以前はWindowsに関係するMVPだけが,そのコードを見る資格を与えられていた。MVPは普通Usenetのニューズ・グループやWebサイトを通じて,ほかのMicrosoftの顧客を独自に支援している個人である(私も含めてWindows &.NET Magazineの数人の著者がMVPである)。

 私は,Microsoftがソース・コードの公開先を今後どのくらいまで拡大するつもりかは分からない。いつかはコードが一般に対して完全な形で漏れてしまうだろう。しかし,そうなったらどうするのか?同社は単純にオープン・ソースのプロジェクトとして,コードをリリースするだろうか?そんなことをやるのは無駄で危険なことのように思える。

(Paul Thurrott)