マイクロソフトは6月24日,無償のWebメール・サービスのMSN Hotmailで,ウイルス・メールの自動駆除サービスと250Mバイトの容量を無償提供すると発表した。

 ウイルス・メール自動駆除サービスが始まるのは7月初旬。順次,すべてのHotmailのユーザーに対して提供を開始する。自動的に電子メールの本文と添付ファイルを調べ,ウイルスなどを見つけると削除する。ウイルス・メールの自動駆除サービスが世界規模で無償提供されるのは初めて。

 メールボックスの容量を,現在の2Mバイトから250Mバイトに拡大するのは2004年夏の予定。同時に,1通当たりの添付ファイルの最大容量も,現在の1Mバイトから10Mバイトに拡大する。

 また,「MSN Hotmail Plus」と呼ぶ有料サービスも始める。サービスの内容は,メールボックスの容量が2Gバイト,メール1通当たりの添付ファイルの最大容量が20Mバイト,アカウントの利用期限なしなど。料金は2520円/年。現在有料で提供しているMSN Hotmail追加容量サービスのユーザーは,自動的にHotmail Plusにアップグレードされる。

(山口 哲弘=日経Windowsプロ