米VMwareは6月11日,仮想マシンソフトのVMware Workstationをバージョンアップした。登録ユーザーは,VMwareのWebサイトからダウンロードし,無償でアップグレードできる。

 新しいバージョン4.5.2では,試験的にAMD64/Intel Extended Memory 64 Technologyに対応した。OpteronやAthlon64などのCPUを備えたPCで64ビットのWindows/LinuxをホストOSとし,32ビットのゲストOSを動かせる。

 そのほか,バージョン4.5.2で強化/改善された主な機能は次の通り。

(1)仮想ハードディスクの管理ツールを備えた。このツールは,コマンド・ラインで利用し,仮想ディスクを新たに作ったり,既存の仮想ディスクの容量を拡大したりできる。VMware WorkstationおよびVMware GSX Serverの仮想ディスクに対応する。

(2)x86版のSolaris 9/10ベータに試験的に対応した。ただし,グラフィックス・ドライバはまだ用意されていないので,X Window Systemを動かすときは16色モードになる。

(3)SUSE Linux 9.1に対応した。

(山口 哲弘=日経Windowsプロ