米Apple Computerは先週,ある面白い特許を申請した。この特許は,「あらかじめ決められた一定時間内は,変更されないままになっているコンテンツをもつ情報表示用ウインドウ」を透過表示させる――というもので,Longhornに影響を及ぼすかもしれない。

 言い換えれば,こうした使われないウインドウはアクティブにされなければ時間がたつと消えていくのである。読者の方もご存知のように,Longhornでは半透明のウインドウ表示やウインドウの透明化を使った様々な効果を備えている。従ってこの特許申請は,もしかするとLonghornに影響を与えるかもしれない。あるいはそうならないかもしれない。

 特許の出願が認められるまでには何年もかかるし,結局Appleは特許を与えられないかもしれない。もっといえば,Longhornが出荷されるころ,Appleは消費者向けの電子機器市場に集中するため,“積極的”なコンピュータOSの開発を止めてしまっているかもしれない。

(Paul Thurrott)