セイコーエプソンは,Windows 2000にマイクロソフトのセキュリティ修正プログラム(MS04-011)を適用すると,同社製プリンタ・ドライバのインストール中にエラーが発生して終了してしまう不具合があると公表した(該当サイト)。

 MS04-011は,Windows NT 4.0/2000/XP/2003のLSASS(Local Security Authority Subsystem Service)のぜい弱性に関するセキュリティ情報。4月下旬に出現したSasserワームは,このセキュリティ・ホールを悪用している。

 今回のエラーを起こす該当製品は,最近の一部のインクジェット・プリンタを除くインクジェット・プリンタ,インクジェット複合機,レーザー・プリンタ,ドットインパクト・プリンタ――など多岐にわたる。この不具合は,ドライバに含まれるセットアップ・プログラムを使用せずに,OSに備わる「プリンタの追加ウィザード」を使うことで回避できる。詳細な手順は,同社のサイトに掲載されている。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)