先端的なオープンソースのグループである「GNOMEプロジェクト」と「Mozillaファウンデーション」のリーダーたちは,次期Windows「Longhorn」向けの技術に対抗するカルテルのようなものを作ろうとしている。彼らが不安を抱いているのは,MicrosoftのXMLベースのマークアップ言語「XAML」である。
XAMLは,特にLonghornのユーザー・インターフェースを作るために利用したり,サード・パーティのアプリケーション開発者がLonghornのアプリケーションやアドオンを作るために使う。XAMLは,こうしたグループにとって特に恐ろしいものだ。Amazon.comのような大手のWebサイトが既に自分たちのサービスのXAML版をテストしている。それはLonghornに深く統合し,Mozillaのようなサード・パーティのWebブラウザや,GNOMEが動作しているLinuxのような非WindowsのOSを排除する可能性があるからだ。
各グループはMicrosoftが出すものに十分対抗できるLinux向けのXAMLクローンを作るか,新しいXAMLもどきの技術を作ることを検討しているという。