アスキーソリューションズは4月22日,同社が販売するWindowsサーバー向けのWebフィルタリング・ソフトの新版「SurfControl Web Filter 4.5」を発表した。今回のバージョンからWindows Server 2003上で利用できるようになったほか,各種の機能強化を図っている。5月14日から販売を開始する。

 SurfControl Web Filterは社内のネットワーク上に配置し,従業員の不正なWeb利用を監視するソフトウエア。「だれが」「どういったWebページを」「いつ」「どのくらいの時間」見ているかといった各情報で,ユーザーから外部のWebサーバーへのアクセスを制御できる。事前に設定したルールに違反した場合には,そのユーザーの画面に警告画面を表示したり,管理者に通知したりする。

 今回のSurfControl Web Filter 4.5では,稼働環境としてWindows NT 4.0が除外され,新たにWindows Server 2003を追加された。また,URL情報を保存する標準データベースをAccessからMSDE(Microsoft Data Engine)に変更した。このデータベースには620万サイト以上の情報が登録されている,この変更によりパフォーマンスや容量が増大すると同時に,サード・パーティ製のツールでもデータにアクセスできるようになる。

 SurfControl Web Filter 4.5は従来と同様に,ネットワーク上のパケットをモニタリングしてフィルタする。Windows版以外に,マイクロソフトのInternet Security and Acceleration Server 2000やProxy Serverのプラグインとして動作するMicrosoft ISA版とMicrosoft Proxy版の3種類の製品がある。価格は利用ユーザー数により異なり,36万7500円(50ユーザー)から。

(根本 浩之=日経Windowsプロ)