米Microsoftは3月17日(米国時間),Windows XP Service Pack 2(SP2)の最初の製品候補(RC1:Release Candidate 1)版をテスター向けに出荷した。SP2 RC1は,Windows XP Service Pack 2 Technical Previewプログラムとして一般にも提供される。3月19日(米国時間)にTechNetのWebサイトで公開される予定である。
Microsoftは,テスター向けにWindows XP SP2 RC1を出荷したことについて,次のようなコメントを出している。「Windows XP SP2 RC1は,SP2を開発するうえでの重要な通過点の1つである。IT技術者や開発者に対して,アプリケーションのテストや配布の準備をする機会を提供する」
Windows XP SP2 RC1は,以下のような,ベータ版には見られなかったたくさんの新機能を含んでいる。Windows XP Media Center Edition向けの機能なども含まれている。
(1)セキュリティ・センター これは,ファイアウオールや自動アップデート,サード・パーティ製コンピュータ・ウイルス保護ソフトの設定ツールである。
(2)Internet Explorerポップアップ・ウインドウ・ブロッカ これは,悪意のあるWebページが広告などのポップアップ・ウインドウを開くのを防ぐ機能で,標準でオンになっている。
(3)新しいWindows Update Windows Updateは,重大な欠陥に対する修正パッチに対して効率よくアクセスできるように改善されている。Windows XP SP2のユーザーは,この新しいWindows Updateを利用できる。
(4)新しいWindowsファイアウオール これも標準でオンになる。ネットワーク越しの攻撃を防ぐ機能だ。
(5)その他 Windows Media Player 9シリーズ,DirectX 9.0b,Bluetooth,Windows Update Servicesクライアントなど,2001年10月(英語版)のWindows XPの出荷以降に提供された機能が統合された。
以前の記事にあるように,SP2は「Lonestar」と呼ぶWindows XP Tablet PC Editionに対するアップデートも含んでいる。SP2をTablet PC Editionにインストールすると,Tablet PC Edition 2004相当になる。同様に,Windows XP Media Center Edition(MCE)にSP2をインストールすると,MCE 2004相当になる。Microsoftによると,MCE 2004は,テレビ放送の再生画質の向上や,「Online Spotlight」を利用したオン・デマンドの音楽やビデオ鑑賞が可能になるなどの機能強化が図られている。
Microsoftは,今のところWindows XP Media Center Edition 2004へのアップグレード・モジュールを提供するPCメーカーはないとしている。しかし既存のMCEユーザーは,SP2をインストールすることによってMCE 2004にアップグレードが可能だ。MCE 2004へのアップグレード・モジュールをSP2の一部として提供することで,MCEユーザーはセキュリティに関して同時に強化できる。