Microsoftの情報筋によれば,「Windows Server 2003 Release 2(R2)」は2005年夏の出荷を目指している。このリリースは,Windows Server 2003と同Service Pack 1(SP1)と2003年4月以降に同社がリリースした多数の追加用アップデート機能を統合したものになる。

 このアップデートには,企業がパートナや顧客と情報を共有するときに便利なWebサービス・ベースのユーザー認証技術「TrustBridge」に対応する新バージョンのWindows SharePoint Services,統合されたWindows Rights Management Services(RMS),次期Visual Studio .NETである「Whidbey」と同じMicrosoft.NETランタイム・エンジン,支社のような離れた拠点をサポートする新しいユニークな機能――などがある。まだ価格体系は決まっていないが,少なくとも既存のWindows Server 2003のライセンス契約をしたユーザーは,新しいクライアント・アクセス・ライセンス(CAL)の支払いを強制されることはなさそうだ。製品名と出荷時期はまだ最終的に決まったものではない。

(Paul Thurrott)