Microsoftはことによると,標準的な世界中で適用しているライセンス条項を破棄し,その代わりにファスト・フード店が商品に値段を付けるのと同じく,異なる市場では異なる価格を付けるようにするかもしれない。

 プラットフォーム戦略担当ゼネラル・マネージャのMartin Taylor氏が「同じビッグマックがインドとニューヨークと台北ではそれぞれいくらぐらいするのか,そしてどうすれば同様な“ビッグマック指数”をソフトウエアにも適用できるか」と述べたという。

 このアイデアの1つ明白な問題は言語である。例えば,もしカナダ版のMicrosoft製品が米国版よりも安くなければ,米国のお客がカナダ版を買うこともあるだろう。従って,Microsoftは場所ではなく,言語を基準に価格を決めるかもれない。同社はどうやらそのアイデアに対する関心を測るために,世界中の様々な政府の代表に話を持ちかけているようだ。実現すれば,特定の市場ではかなり価格を下げる可能性がある。

(Paul Thurrott)