マイクロソフトがWindows Small Business Server 2003(SBS 2003)を発表したのを受け,NEC,デル,東芝,日本ヒューレット・パッカード(HP),富士通など8社がSBS 2003をプリインストールしたPCサーバーを発表した。特にデルと日本HPの機種は,最小構成価格が8万円台と安い。

 デルはPowerEdge SCシリーズ3モデルを用意する。SBS 2003 Standard Edition(キャンペーン用パッケージの市場推定価格は11万9800円)をプリインストールした小規模ネットワーク向けPowerEdge 400SCは,最小構成価格が8万9800円(オンライン販売価格は8万4800円)。最小構成の仕様は,CPUが2GHz動作のCeleron,メモリー容量が256Mバイト,ハード・ディスク容量が40Gバイトである。ほかに,2CPU構成が可能なPowerEdge 1600SC(21万9800円から)などがある。

 日本HPは「Windows Small Business Server 2003 スタート・ダッシュ・キャンペーン」として,サーバー・マシンやOSを安く販売する。例えば,SBS 2003 SEをプリインストールしたHP Server tc2120は8万8000円。仕様は,CPUが2GHz動作のCeleron,メモリー容量が128Mバイト,ハードディスク容量が40Gバイトである。また,HP ProLiant ML330/350/370の全モデルに対しても,3万円(キャンペーン価格,通常は6万円)の追加料金でSBS 2003 SEをプリインストールする。

(山口 哲弘=日経Windowsプロ)