マイクロソフトは2004年1月20日,MBSA(Microsoft Baseline Security Analyzer)の新版1.2をWebサイトで公開した。MBSAは,Windows,IIS(Internet Information Services),SQL Server,Internet Explorer,Windows Media Playerなどについて,セキュリティの構成に問題がないかどうかや,セキュリティ修正プログラム(パッチ)がインストールされているかどうかを検査するツール。新たに,Windowsの自動アップデート機能の設定やインターネット接続ファイアウオール(ICF)の検査機能が追加された。Windows NT 4.0/2000/XP/2003に対応する。

 今回公開されたMBSA 1.2日本語版は英語版のMBSA1.2が正式公開されたことを受けて提供されたもので,マイクロソフトは「早期提供」としている。そのため,検査ツールそのものは正式版ながら,検査に利用する修正プログラム・データベースは検証中のためベータ版である。正式な修正プログラム・データベースは,近日中に公開される見込みだ。

 MBSA 1.2で追加された検査対象プログラムは次の通り。
Exchange Server 2003
Microsoft Office
Microsoft Data Access Components 2.5/2.6/2.7/2.8
Microsoft仮想マシン(Java VM)
MSXML 2.5/2.6/3.0/4.0
BizTalk Server 2000/2002/2004
Commerce Server 2000/2002
Content Management Server 2001/2002
SNA Server 4.0
Host Integration Server 2000/2004

(山口 哲弘=日経Windowsプロ)