マイクロソフトは1月15日,Windows 98(Second Editionを含む)とWindows Meのサポート期間を2006年6月末まで延長すると発表した。延長されるサポート内容は有償サポート,セキュリティ修正プログラムを含むホットフィックスの新規開発/提供である。Web経由でのオンライン・セルフ・サポート情報の提供は,この1年後の2007年6月末までとなる。当初,Windows 98のサポート終了は2004年1月16日としていたので,約2年6カ月延長されたことになる。

 マイクロソフトは2002年10月に,同社製品に関するサポート期間の新ガイドライン「サポート・ライフサイクル・ポリシー」を発表した(関連記事)。このガイドラインでは,有償サポートと修正プログラムの新規開発/提供といった技術サポートは,製品を出荷してから最低7年間としている。しかし,これが適用されるのはWindows 2000 Professional以降の製品に限られ,従来のガイドラインが適用されるWindows 98の技術サポートは最低4年間だった。今回,1999年6月30日に出荷開始したWindows 98 SEを基準にして,新ガイドラインをWindows 98/98SE/Meに適用した。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)