オンライン証券会社のカブドットコム証券は11月25日,同社最新のオンライン・トレーディング・システムに,マイクロソフトの64ビット版「Windows Server 2003,Datacenter Edition」と,64ビット・プロセッサItanium 2を搭載した日本ヒューレット・パッカードの「HP IntegrityサーバSuperdome」の採用を決定したと発表した。

 64ビット化するのは,データベースの部分で,データベース・ソフトにマイクロソフトの「SQL Server 2000 Enterprise Edition(64-bit)」を採用する。64ビット版SQL Server 2000とHP IntegrityサーバSuperdomeの組み合わせはCPUを64個搭載した場合,TPC-Cベンチマーク・テストの非クラスタ型のWindowsベース・システムにおいて,78万6646tpmCという最高値を達成している。カブドットコムのシステムでは,Itanium 2を32個搭載したマシンを2台使用する予定。

 11月28日に開催される「Windowsマイグレーション・セミナー」の中で,カブドットコム証券の齋藤 正勝代表取締役COOがパネル・ディスカッションの中で新しいシステムについて語る予定。

(木下 篤芳=日経Windowsプロ)