NECは11月12日,セキュリティ・パッチを夜間に効率よく一括適用できる管理ソフト「PatchMeister(パッチ・マイスター)」を発表した。ネットワーク経由で本体の電源をオン/オフできるWake On LANという企業向けパソコンの機能を利用して,PCの電源を入れる作業の段階から自動で実行できるのが特徴。リモートでOSやアプリケーションをインストールする同社の管理ソフト「SystemGlobe DeploymentManager」の機能を削減した製品である。

 PatchMeisterは管理サーバーにインストールして,パッチの配布/適用/適用状況の把握を処理する。ほかにパッチ適用の進ちょく状況の確認,パッチ適用のスケジューリング機能を備える。また,適用状況はCSV形式でファイルに出力できる。管理対象OSはWindows 2000 Professional/Server/Advanced Server,Windows XP Professional,Windows Server 2003,Standard/Enterprise Edition。価格は,ソフトを含むメディアキットが5000円,クライアント・ライセンスが5万円(10クライアント)から200万円(1000クライアント)。出荷開始は11月28日。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)