Microsoftは11月5日,今夏にWindowsベースのシステムを襲ったワームMSBlasterとSoBig.Fの作者の逮捕に向け,協力者に報奨金を出すことを明らかにした。同社は,この2人の逮捕につながる情報を提供した者に計50万ドルの報奨金を与える。

Microsoftは,米連邦捜査局(FBI),米シークレット・サービス,英インターポール(国際刑事警察機構)といった欧米の捜査当局と協力して報奨金を提供するという。ロイターの報道によれば,報奨金を出す案はウイルス作者の捜査が行き詰まった最近になって浮上してきたという。

 MSBlasterワーム(MSBlast,LovSan,Blasterとも呼ばれる)は8月にWindowsシステムを襲い,世界中の企業ネットワークを泥沼に陥れた。SoBig.Fはその1カ月ほど後に流行し,電子メール・ユーザーを介してあっという間に全世界に感染した。

(Paul Thurrott)