マイクロソフトは10月20日,部門向けWebグループウエアGroupBoardの新バージョン「GroupBoardワークスペース」を発表した。11月21日に出荷する。

 GroupBoardワークスペースは,「スケジュールと施設予約」「行き先掲示板」「電話メモ」「回覧板」機能を搭載し,従来版と比べてインターフェースや各種機能の操作性を改良したほか,Microsoft Office Outlook 2003といったOffice Systemと連携できるようにしたのが特徴。

 例えば,スケジュールを「通知」という設定しておけば,スケジュールの更新を電子メールで確認可能。Outlook 2003 上で予定を調整することもできるという。また,GroupBoardワークスペースの予定は,Outlookの予定表にドラッグ&ドロップするだけでコピーできる。

 従来版のGroupBoard 2.0は無償で提供されていたが,新版は2万9800円での有償提供になる。動作条件も変更された。従来版はExchange 2000 Serverが必須だった。新版はWindows Server 2003と同OS向けに無償提供されるコラボレーション用アドオン・ソフト「Windows SharePoint Services」上で動作する。

 今後,同社のWebサイトで,同製品の60日間限定評価版無償ダウンロード版を公開する予定である。

(小野 亮=日経Windowsプロ)