Microsoftは米国時間の9月19日,セキュリティ・パッチ適用ツールの「Software Update Services(SUS) with Service Pack 1」でサービス・パックなどを適用可能にすることを明らかにした。(該当サイト)。従来サポートされていた重要なセキュリティ・パッチに加えて,通常のセキュリティ・パッチやロールアップ・パッケージ(累積パッチ),サービス・パックにSUS対応バージョンを用意する。
従来,小中規模のシステムでは,サービス・パックのようなバグ修正プログラムを手動でインストールすることが多かった。大規模企業向けには,Systems Management Serverのような高度なシステム管理ツールが提供されていたが高価だった。
パッチなどを適用できるターゲットOSはWindows 2000(SP2以降)/XP/2003。サービス・パックは,Windows XP Service Pack 1(SP1)以降,Windows 2000 SP4以降,将来提供されるWindows Server 2003のサービス・パック以降を適用できる。
SUSは,企業内ネットワーク用のWindows Updateサイトを構築するツール。通常のWindows UpdateではMicrosoftのサイトから修正モジュールを取得するが,SUSを使うと社内のSUSサーバーから修正モジュールを取得するようにシステムを構成できる。