米Microsoftが9月3日に公開した，サーバー環境の展開を自動化するツール「Automated Deployment Services 1.0」（既報）の日本語版OSへの対応が明らかになった。現在，ADSの日本語化を進めており，2003年第4四半期に公開する予定である。

　ADSはあらかじめ作成しておいたサーバーのOSやシステムのイメージを，新たに設置した複数のサーバーにWindows環境をリモートで展開するためのアドオン・ソフト。必要なユーザーはWeb上からダウンロードして無償で利用できる。使い方としては，ブレード型サーバーを使ってWebサーバーを増設する場合などを想定している。

　なお，米国で公開している英語版Automated Deployment Services 1.0（ADS）をそのまま日本語版Windows Server 2003にインストールして日本語版Windows 2000/2003の配布に使うこともできる。ただし，英語版のADSで構築した環境を，今後提供する日本語版に移行する方法は提供しない予定。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)